日曜日のテニスの全豪オープン決勝は、フェデラーがナダルをフルセットの末下し、見事18回目のグランドスラム優勝を達成しましたね。

惜しくも準優勝となったナダルも、ここにきてようやく復活したかのような強さを見せていましたので、今年のテニスのランキング争いは過酷な戦いとなりそうです。

フェデラー

というのも、今回の結果によって、ナダルが6位に、フェデラーが10位へと一気にランキングアップしました。
これによって、5位の錦織選手とナダルのポイント差は、たったの445ポイントしかありませんし、4位のラオニッチ選手とは545ポイントですから、ひょっとするとナダルの場合は5月の全仏が終わった後には、トップ4に返り咲いている可能性があります。

フェデラーの場合は、錦織選手とのポイント差が、1730ポイントありますから、上半期での逆転はちょっと厳しいかもしれませんが、7位のチリッチとは、たったの300ポイントしかありませんから、近いうちに7位くらいにまでは登りつめてきそうです。

しかし、こうなってくると錦織選手が年末に行われるATPツアーファイナルの8人に残るのも大変になってきます。

というのも、フェデラー、ナダルの2人だけならどうにかトップ8までには入りそうですが、今年怖い選手になりそうな現在13位のグレゴール・ディミトロフ選手が今年一気に駆け上がって来そうなのです。

ポイントは2765ポイントですので、上半期はまだ大丈夫だとは思うのですが、はっきりいって今のディミトロフ選手は、はっきりいって、ビッグ4を脅かすグループの1番手といってもいいくらいです。

ブリスベン国際決勝での錦織選手を破った試合では、ただの偶然かなとも思っていたのですが、全豪でのあのプレイを観ている限り、かなり本物といってもいいでしょう。

「ベイビーフェド」がいよいよ覚醒してきたようで、錦織選手もうかうかしていられないというところです。

やはり、錦織選手は今年、最低でもマスターズを優勝しなければいけませんね。